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小林よしのり
2017.12.2 01:33政治

民進党系、再統合のための二大理念


立憲民主党の枝野幸男代表が1日、「女性宮家創設を

含め皇位継承の安定性を高めるための議論を進めたい」

と記者団に意欲を示したという。

 

希望の党の玉木雄一郎代表も「議論をしっかり進めたい。

象徴天皇のおつとめが安定的に続く環境を整備することが、

政治に求められる責任だ」と強調。

皇室典範改正特例法の「付帯決議」を示し、「女性宮家の

創設を早急に」と訴えていて、年内にも党内論議を始め

たい考えだという。

 

知らなかった。玉木雄一郎は真面目に皇統のことを考えて

いる政治家だったのか。

だったら希望の党も必要な政党だな。

希望の党は「第二自民党」になるつもりかと思っていた

ので、そんな党はもういらないと考えていたが。

 

やっぱり民進党が分裂したままではダメかもしれない。

「女性宮家創設」「立憲主義を貫徹する憲法改正」

目標に、もう一度団結する方向に行ってくれないものか?

「女性・女系公認の皇室の弥栄」「主権回復の自主防衛」

この二つを国家の基本理念とする大同団結があり得るはずだ。

 

自民党は「アナクロ男系主義」と「属国戦争主義」が理念

でやっていけばいい。

 

「女性・女系公認の皇室の弥栄」は、すなわち女性の活躍も

含むリベラルな価値観に繋がる。

「主権回復の自主防衛」は立憲主義と民主主義の健全化を

促すためだ。

この二つの価値観が、はっきりしてなかったから、民進党

は学級崩壊状態だったのではないか?

 

「女性・女系公認の皇室の弥栄」「主権回復の自主防衛」は、

護憲派サヨクも認められるはずだ。

今よりリベラルになるし、集団的自衛権を容認した今の憲法

より平和主義になる。

自民党には絶対できない現実的な政治理念で再統合をすれば、

安定的な二大政党が作れる。

 

小池百合子の希望の党では、リベラル排除だからダメだった。

民進党が再統合するには、枝野幸男が代表で、立憲民主党を

核とした統合を成すしかない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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